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無料配布作品、完成!…夏コミ直前情報

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 ご無沙汰してしまいました。
 必要な予告は先月掲載した概要でもって八割方済んでますが、いちおう直前情報を。

=コミックマーケット80(夏コミ)=
 日時:8月14日(日=3日目) 10:00~16:00
 会場:東京ビッグサイト
 (りんかい線「国際展示場」・ゆりかもめ「国際展示場正門」)
 ブース:ヘ-26a(東5ホール)

★無料配布作品兼ペーパー「福島・会津、スケッチ日和」
 前回(「夢の途中」予告編)の倍、A4版12ページの小冊子を無料にて頒布。
 うち10ページ半がタイトルと同名の新作短編小説です。
 奥只見の静かな村から、只見線で会津若松の街へ…病める旅人・夏美と現地在住のかわいい少女との、ちょっと変わったセンチメンタルジャーニー。
 原発事故の風評被害、そして新潟・福島豪雨にめげずに頑張る会津地方に、愛を込めて。

★コミケでは新刊「夢の途中」
 初売りの文学フリマでご好評をいただいた、ちょいレトロ物の中編。
 詳しくはこちらの「新刊・発行予定作品のご紹介」をご覧下さい。

★まだの方は既刊もよろしく
 一挙に3作が「残部僅少」または「現品限り」となっております。
 詳しくはこちらの「既刊・全編公開作品のご紹介」をご覧下さい。 

 …それでは皆様、お互い、この夏もよいコミケを!

「新刊」は無料で~夏コミ情報

 すっかり暑くなってまいりました。
 さて、夏コミ3日目の参加告知をあらためて。

=コミックマーケット80(夏コミ)=
 日時:8月14日(日=3日目) 10:00~16:00
 会場:東京ビッグサイト
 (りんかい線「国際展示場」・ゆりかもめ「国際展示場正門」)
 ブース:ヘ-26a(東5ホール)

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 先月刊行の『夢の途中』、いよいよコミケに初参戦。【画像左】
 そして最新の刊行物は、単行本ではなく無料の小冊子。【画像右(イメージ)】
 原発から遠く離れながら、「福島県」なせいで客足を取り戻せない会津地方…その土地の今を、当地在住のかわいいキャラクターたちにレポートしてもらう小品を支度中。
 ほか、小説本の刊行以外で新しい事を二、三考えていて、その告知もこの紙上でいたします。

 たぶん8月に入ってからになりますが、参加についての詳細は順次追加していきます。
 期待しないでお待ち下さいませ。

有終の美(?)…文学フリマ御礼&夏コミ当選

【文学フリマご報告】

 6/12の「第十二回文学フリマ」、ブースにお越し頂きありがとうございました。
 初のフリマ合わせ新刊・『夢の途中』は上々の滑り出し。やはり新刊は売れ方が違います…まあ、春の間にまいたペーパーの釣果や「挿絵:せあら」効果(笑)もあるんでしょうが。
 おかげで既刊もいつもより出て、再版・再々版モノが軒並み残部僅少に。
 立ち読みのみの方も含めた来客数も尻上がりに増え、手も口も忙しい、有意義な一日を過ごさせていただきました。根性出してペーパーでも作ってればもっと…そんな根性はないと分かりつつ、思わず欲が出たり(苦笑)。

 来客といえば、上記の挿絵師・せあらさんが差し入れとともに来場して下さいました。
「これ、気になってたんですよ~」
 そうおっしゃりつつ、既刊の中で一番渋い(=一番売れてないw)一冊までご購入。いやはや恐縮の至り。恐縮ついでに売り物にサイン入れてもらえばよかったかも(←どこまでも他人頼みな田島)。
 そして来客じゃないですが、隣はなんと、先月おじゃました公共交通系イベント「Little"T"Star!」の主催者・濱澤更紗女史。あいさつのタイミングを計っていたら、やおら向こうから
「先月はお疲れ様でした!ブースの位置があまりよくなくて、すみませんでしたねー」
…一参加者の田島をハッキリ覚えて下さってたとは。交換で遠州鉄道・天浜線etcの擬人化本を頂戴しました。これを機に擬人化にも少し親しんでみることを決意。
「先生!」
 その濱澤女史とお話ししていると、聞き覚えのある声。
 向き直るとブースの前に、不思議そうな顔で驚く去年卒業の元・教え子が。
「先生…サークルなさってたんですか?!」
 ブースのど真ん中に座って「違う」なんて言えない。
 聞けば、大学の文芸部でサークル参加中とのことで、先輩ともども拙作を買ってくれました。後刻そちらのブースにうかがうと、けなげな手製の、しかし百数十ページからなる読みごたえのありそうな部誌が…薄っぺらい不謹慎な本を出していた自分の学生時代を省みつつ、思わず購入。
 ヲタ多めな今の学校に赴任して三年。フリマに限らず、こんな「再会」もこれから増えていくんだろうなあ…と思うとうれしいやら恥ずかしいやら(笑)。

 そんなこんなでブース付近から離れにくい状態でしたが、どうにか小分けに休憩して、「PiO最終回のフリマ」を客としても楽しむこともできました。
=主な収穫=
(リンクがあるサークルの本についてはリンク先をご参照下さい)
西瓜鯨油社さん
そよ風文芸食堂さん
ゆと部さん
★練馬言葉力研究所さん 『大きくなったらなりたい人集』…小品ながらページor見開きごとに爆笑できる品。
西東京電鐵さん
Inside Outさん

 …ともあれ、蒲田・PiO開催最終回という節目にふさわしい、楽しく忙しくワクワクドキドキした一日でした。皆さんありがとうございました。
 次回(11/3)からは流通センター。蒲田じゃなくなるのは少し淋しく、そして我が家から徒歩圏じゃなくなってしまうのですが(ぉぃ)、「PiOに収まり切らなくなった文学フリマ」のさらなる発展は楽しみです。

【コミックマーケット80(夏コミ)参加へ】

 7回目の夏も、まずはブース確保です。

 8月14日(日=3日目) 東5 ヘ-26a

 フリマで初新刊のかわりにコミケで初新刊なし、にならないよう………まあ、努力いたしますです(汗。

新刊とともに~6/12「第十二回・文学フリマ」

6/12の「第十二回文学フリマ」、ようやく詳細のご案内です。
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★日時:6月12日(日)11:00~17:00
★場所:大田区産業プラザ「PiO」
 (京浜急行電鉄「京急蒲田」至近・JR「蒲田」より徒歩約10分)
★ブース位置:P-08

 春先から長々と予告していたレトロ物の新刊『夢の途中』、いよいよ初売りです。詳しくは「最新刊のご紹介」へ。
 よく考えてみると「コミケ以外で新刊」は、6年目にしてこれが初めて。できれば当たり前にしていきたいものですが…ともあれ、よろしくお願いいたします。

 そして、既刊ももちろん持っていきます。
 文学フリマ初出は、2バージョンを揃えた少女物『のぼり坂』。
 そしてその一つ前の『エッちゃん』は残り5冊ほどになりました。まだの方はお早めに。
 既刊のご案内はこちらへ。

 春~初夏のイベント参加はこれにて終了。次回は夏コミになります(もちろん無事当選すればですが…汗)。
 そして「文学フリマ」のPiO開催は今回で最後(秋からは流通センター開催)だそうです。
 二つのしめくくりにふさわしい一日になりますように。

ペーパーを出すだけで…春のイベント御礼

 …ペーパーを出すだけで、既刊の捌けがこうも違うなんて。

 4/3「そうさく畑」、そして一昨日の「Little"T"Star!」、ご来場ありがとうございました。
 ペーパーといっても、テキストが完成してる作品を切り抜いて「予告編」に仕立てただけなのですが、それが捌けるのはもちろん、ついでに既刊も大勢の方が持っていって下さいました。感謝感激でございます。
 もちろん、予告編をお持ちいただいただけでも十分うれしいです。
「ちょっと作りすぎたか…帰りも重たいなあ」
 そう思えた分量のペーパーが、どちらのイベントでも完売(売ってないけど)。
 あんな大部なペーパーを律儀に全部読んで下さった方もボチボチいらしたようで、数通ですが後日メールも頂戴しました。
 編集を頑張らせていただき、予告どおり次回イベントでの刊行を目指します。

 その次回イベントは6/12の「文学フリマ」
 近日こちらでも詳細予告ができる見通しです。

ファイル 33-1.jpg(神戸異人館にて)

 さて、「Little"T"Star!」の方は昨年お会いしたサークルさんがいくつか(特に漫画や文章の方々)見あたらずに淋しかったものの、神戸の「そうさく畑」では、今年も旧交を温め、新しいお知り合いにも出会えました。
 プラス、三宮の駅近くで温泉宿に…というおまけ付き。
「神戸サウナ&スパ(ホテルカプセルイン神戸)」
 宿と言っても要はサウナ+カプセルホテルなのですが、湯はたしかに温泉。
 そしてサウナのたぐいに田島はいいイメージを持ってなかったのですが、実際にはとても清潔な施設でした。
 部屋着で手ぶらのまま食事にも風呂にも行け、温泉から出たら清潔なタオルと着替えが使い放題。寝床がカプセルなかわりに、広くて涼しい休憩スペースが各所にあり、1回30分まで無料のパソコンまで…実に気楽な一泊で4,200円なり(実際には某ポイントを使ったので3,500円でした)。
 しかも、サウナというと男性専用が普通ですが、ここには女性用のフロアもありました。
 やっぱり神戸は、年に一度は行かなくては…。

 …それにしても、面倒がりやでペーパーなんぞ2年ほど出してませんでしたが、この春はその大事さを田島は思い知らされました。
 ただし温泉療養で田島の面倒がりが治ったわけじゃないので、今後も出すかどうかは別ですが(笑)。

6P無料予告編を配布~5/5「Little"T"Star!」

詳細の予告が遅れましてすみません。
公共交通系オンリーイベント「Little"T"Star!」に、今年も出展いたします。

★日時:5月5日(木・祝)11:00~15:00
★場所:都立産業貿易センター4階
 (JR「浜松町」・都営地下鉄「大門」・ゆりかもめ「竹芝」)
★ブース位置:S-20

 6月中旬刊行予定の『夢の途中』ですが、今回も6ページの"特別限定予告"をペーパーとして無料配布します。
 作品は、12系・50系といった客車が普通だった頃の山陰本線を舞台に、少女たちと駅員上がりの教師の「夢」を描く準長編。WEBサイト掲載予定の「作品サンプル」では非公開となる部分を含め、単行本12ページ相当分を来場者限定で大公開。

 ほか、去年のこのイベント以降に刊行した『のぼり坂』(酒田駅・糸崎付近が舞台)・『エッちゃん』(米子付近・只見線が舞台)をはじめ、鉄分豊富な既刊本も販売。既刊については上記"戻る"で入口ページに戻って、「既刊本のご紹介」へどうぞ(全編サンプルあり)。
 買い手としても非常に楽しみなこのイベント。皆様どうぞよろしく。

このままで、よくはないか

 3日の「そうさく畑」にいらっしゃった皆様、ありがとうございました!
 報告は次回のイベント=5/5(木・祝)の「Little"T"Star!」と一緒にしますが、一言で言うと、あわただしいながら楽しい一日を過ごさせていただきました。会場付近に穴場な宿も見つけましたし…。
 さて東京に帰ってきたところで、以下、イベントと無関係な東京の話題を思ったままに。
 (すぐ下の画像はもちろん東京のじゃなく、あくまでもイメージです…笑)

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 先月の東京都内。仕事帰りにバスを降りて夜の街を歩き出すと、なんだか、以前よりもくたびれない。
「…なんだろ?」
 通り道にあるコンビニエンスストアに入ろうとしたところで、気がついた。コンビニだけでなく、ファストフード、居酒屋、電器屋…そこかしこの看板が消えていて、むやみに表が明るくないのだ。
 いつか見た、北欧の古い街並みのような気分。
 中に入ってみても、蛍光灯を間引いてあったり飲み物のケースが暗かったりして、とにかく店内がまぶしくない。
「ああ、落ち着く…」
 慣れてから言っているんじゃなく、これは体験した初日の感想だ。
 津波が押し寄せた土地からすれば天国のような環境に自分はいるけれど、それでも、あれから勤め先の高校でも落ち着かない日が続き、心が痛むようなことも起きた。普段の通勤経路上に繁華な場所はないのだが、駅ビルに用があって、終点でバスを降りた次の瞬間、明かりの少ない眺めに癒される思いがした。
 それは今日まで変わらないし、まぶしいのが苦手な私一人の思いでもないと信じている。

 店を目立たせる。中を明るくしたりショーケースを照らしたりして店内や商品の見栄えよくする。
 小学校でも教えていそうな客商売の工夫だが、じゃあ今、看板の明かりが消えた店に人が入らず、物も売れないかというと、そうじゃないのはここで例を書くまでもない。愚かな買いだめ騒動が落ち着いたとしても、それは変わらないだろう。
 よそが明るい看板・明るい店内である以上、ウチだけやらないわけにいかない。
 もはや工夫でも何でもなく、つまり、そういうことだったのだ。
 今も横並びでその逆をしている、と皮肉ることもできるけれど、あえてそれはしない。

 それよりも、無駄な横並びはまだある。
 間引き運転をしている首都圏の鉄道では、朝晩の混雑が以前より激しさを増している。でも事務系の業種で言えば、全員揃って、あるいは各社揃って八時半や九時に始業する必要がどれほどあるのか。小売やサービス業で言えば、いわゆる正社員が全員揃って、開店前から詰めきりになる以外に店の回しようがないのか。私は高校ですら工夫次第だと思うのだけれど。
 かたや日中は見事に不要不急の外出が控えられ、路線や区間によっては上りの終電間際みたいな空き具合も見ることができる。つまり、一日を通せば相当な輸送量を持つ交通機関なのに、社会がわざわざ限られた時間帯に人を集中させることで、極端なピークを作っている。
 さらに労働時間が特定の場所に集中する限り、家庭や業務向けの電気使用量だって集中する。
 かくして、多くの人々にとって大事な時ほど停電の可能性が高まる。

 そして、これも説明不要だけれど、こうした横並びによる集中は、リスクを他の土地に押しつけて成り立っていた。
 店が煌々と灯す明かりも、ジャケットが暑くなるような暖房も、数百万人が特定の時間帯に移動してもビクともしない交通機関も…かねて分かってはいたが、こうなるまで、省みることは私もロクにしなかった。

 深刻な被害を受けた人々が癒され、その住む土地が復興することを切に祈る。
 そして首都圏も、停電におびえるような状況からは復してほしいが、でも元に戻ってほしくはない。
 元の、不要な明かりが煌々と灯る街や店に、何かメリットがあっただろうか。元の、今よりいくぶん楽な通勤ラッシュが、幸せだったろうか…。
 街灯と建物の薄明かりだけの、落ち着いた宵の街並み。 
 日中や夜遅くの、以前よりも空いて落ち着いた電車の中。
 これは、このままでよくはないか、と私は思う。
 私の素直な気分なのと同時に、これが他の土地を犠牲にしないで可能な、首都圏の「実力」なのだ。

特別予告編6Pを配布~そうさく畑

 …新刊『夢の途中』、諸般の事情により間に合いませんでした(汗。
 3日の「そうさく畑」来場予定でこのコーナーを見て下さってた皆様、ごめんなさい(「発行予定」が未更新だったので想像はついたと思いますが)。

 かわりと言っては何ですが、イベント来場者限定で、作品の中盤頭ぐらいまでを特別編集6ページにて無料配布いたします。
 6ページといっても完成品のそれより多めです(つまり字がちょっと細かいのでその点はご覚悟を…笑)。
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 特別だけあって、WEBで公開予定の「作品サンプル」には掲載しない箇所も公開いたします。
 そこそこ読みでがあってお得なペーパーだと思いますが、それだけ公開するからには、話の展開やスケールはそこまでで読み取れるより大きい、ということです…お楽しみに。

 なお、既刊各種は予定どおり販売します。
 年に一度の関西、損得抜きで楽しみにしております!

=そうさく畑65=
★日時 2011年4月3日(日)11:30~15:30
★場所 神戸サンボーホール
 (JR・阪神・阪急・地下鉄「三宮」より徒歩約10分orポートライナー「貿易センター」下車すぐ)
★スペース 5丁目15番地

 なお作品自体は脱稿済ですので、いざ出て買ってみたら「つづく」だった…というオチはありません。コミケや通販でぜひよろしく。

詳細決定!年に一度の関西出展…そうさく畑65!

無事に出展が決定いたしました。
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=そうさく畑65=
★日時 2011年4月3日(日)11:30~15:30
★場所 神戸サンボーホール
 (JR・阪神・阪急・地下鉄「三宮」より徒歩約10分orポートライナー「貿易センター」下車すぐ)
★スペース 5丁目15番地

 冬の新刊「のぼり坂」はもちろん持参しますが、この間に通販が相次いだため終日販売の保証はできかねます。
 ついでに書くと大先生お二方の挿絵は保証付きですが、本文の保証は(以下略…笑)。
 …そして新刊は、有無を含めて当日のお楽しみに!

次回予告(?)そうさく畑65

 早いもので、ついこの前に冬コミが終わったと思ったらもう夏コミの申込作業という今日この頃。
 皆様いががお過ごしでしょうか。

 さて次回のイベント参加ですが、「そうさく畑65」(4/3・神戸サンボーホール)に申込をしてございます。
 イベントのWEBサイトはこちら
 今回からシステムが若干変わったようで、配置などは二週間前にならないと分からないとか。手続完了から一月近く経って何も連絡がない以上、スペース満了や書類不備で×ということはないんでしょうけど(?)、なんだか不安でもありますな…。

 いちおう、新刊に挑戦してます。
 年に一度の楽しい楽しい、関西でのイベント参加。新刊初売りで花を添えたいのは山々ですが、可否が判明するのはこれまた本番の二週間前ぐらいになろうかと(汗。

ファイル 28-1.jpg 寒中お見舞申し上げます(冬の「エッちゃん」の故郷より)

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