繰り返しになりますが、次回は4/1・神戸の「そうさく畑」に申し込んでおります。
今日現在で「満了」「書類不備」などの知らせはありませんので、たぶん通っているんじゃないかと。
さて、日商簿記検定、ISO認証の監査…と、勤務校で今持っている役目はどれも2月が忙しい。
年度替わりとかコミケ前とか(笑)が多忙ならあきらめがつくのだが、俗に「泣きのニッパチ」と言うほど世間一般では暇な時期が繁忙期だというのは何とも…。
おかげで何もない、つまらない月になった。
ただ、約一月後にイベントを控えて本欄に長い空白を作るのも何なので、なかったなりに出来事をひねり出してみる。
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12日。日曜出勤を半日こなした後で自宅近くにあるPioへ。
旧友にそそのかされて「眼鏡時空」なる眼鏡キャラオンリーイベントを見てきた。
(画像はその公式チラシ&ポスター…サイトより引用)
眼鏡キャラや「眼鏡っ娘萌え」のポピュラーさの割に、今のところは約50スペースという小規模。
もっと流行ってしかるべきだ!と熱く思った(笑)のはもちろんだが、それよりも、意外な発見に身を震わせる羽目になった。
「眼鏡っ娘の『眼鏡』に変化が生じている」
眼鏡っ娘キャラの眼鏡と言えば、玉の大小はあれども丸眼鏡。
…自分自身も世間もそうだと思ってたのだが、ブースに並ぶ創作中心の「眼鏡系著作物」には、四角や超横長の眼鏡が実に多い。
第一、イベントのチラシからして四角&横長だ。
しかも縁(ふち)全部ないし上縁が樹脂製で太いヤツ。
思い起こすと、それは創作だけの話じゃない。場内に漫画やゲームの眼鏡キャラを使ったクロスワードパズルがあったのだが、萌え系でも四角+太縁とかが普通にいる。
四角眼鏡って、不細工役のアイテムじゃなかったっけか。
横長眼鏡って、ハイジのロッテンマイヤー女史しか思いつかんかったのだが…。
あ。
自分の近作で続けて眼鏡っ娘を出したのだけれど、なぜかどちらの挿絵師さんも太縁や横長の眼鏡を描いてきて、それで丸眼鏡に直してもらったんだった。
「萌えが現実に追いついた、ってことか」
生徒や卒業生を中心に現実の眼鏡キャラ(?)を思い出してみて、そう気がついた。
正円に近い楕円を含めても、たしかに丸眼鏡って少ないよな。でも、だから必ず不細工ってことは決してないし。
ていうか自作の挿絵でも、「つばめと彼と隼」のヒロインの方は、結局丸眼鏡じゃないままOKを出しちゃってるし…。
結局、自分も「四角や横長」に順応している事実をこの会場で発見。
でも、どんな眼鏡の眼鏡っ娘がお好みですかと聞かれれば(というか聞かれたのだが)、
「ま、丸眼鏡!玉の大きいのを普通に掛けてるか、でなきゃ小さいのを鼻眼鏡で!」
これは揺るがないし、譲れない…!
このイベント、次回は土曜夕方から開催という異例の試みをするそうです。5月26日、会場は今回と同じく蒲田のPioだとか。
「生じた迷いの答えを見つけるためには、やはりサークル参加しかないのでは…」
なんて思ってる今日この頃。
答え云々はさておき、この一日で私のダメ人間度が向上したことは確かだった。
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14日。バレンタインデー。
商売柄、例年義理チョコをいくばくか入手する。
以下、今年出会った義理チョコの渡され方から秀逸なのをチョイス。
★金賞
「別に先生にあげるんじゃなくて、たくさん作りすぎて余っただけなんだから」
台詞棒読みの上に途中で笑っちゃってたのだが、一授業担当者にすぎない私の趣向をここまで的確に把握してるとは末恐ろしい女子(おなご)。
★銀賞
「先生!はい、これ!」
…学年集会後の人ごみの中から投げてよこさないで下さい。豆まきじゃないんだから。
袋の中身は手が込んでいて、それだけに大事にされてるのか公園のハト扱いなのかが余計に分からない。
★銅賞
「先生、あの、今年もお世話になりました…」
頬の赤みを強めて小声でそう言いつつ、彼女は思い切ったように、手にしていた品を私に差し出した。
…のはいいのだが、包装がスーパーのビニール袋。
聞けば本人は素でやった模様。大事な男の子に同じ待遇をかましていないことを祈る。
逆に「リボン付きのかわいい紙袋で中身がチロルチョコ1個」というのもあって笑えたが、過剰包装なのでエコの視点から却下。
★グランプリ
いきなり現れて無言同然で紙袋を押しつけるや、爆弾でも仕掛けたみたいにダッシュで退散。
唖然としながら袋を開けると、決して上手とは言えない手作りのお菓子プラス「三年間、本当にお世話になりました」という手紙が…。
…「刺される!」と思って一瞬身構えた私がヤボでした。
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某日。若い友人の車に乗って千葉県は房総へ。
いずれもJR最後の生き残りだったキハ30・37・38が近々撤退、そんな久留里線の撮り収め。来月のダイヤ改正までの命だと小耳に挟んでいる。
葬式鉄じみた真似はしたくないものの、旅先に大雪を降らせるのが得意な私のせいで、1月なかばの当初予定が順延になってた次第。
どれぐらい得意かは前回までの連載記事のとおりだが、それが房総半島にまで通用するとは思わなかった。
一番の目当ては、塗色を四十年ほど前の姿に戻した3両のキハ30。塗色もそうだが、コイツには「外吊りドア」という特色もあり、それが見納めになる。
ただし車両運用にルールはなく、会えるかどうかは運次第。
で、三十キロ足らずの沿線を朝から行ったり来たりしたのだが、果たしてやって来るのは他の形式ばかり。
やがて線内にいるのが日中のダイヤをこなす2編成だけになり、その中に目当てが組み込まれていないのを把握。
「運がなかったね。さよならキハ30」
…以降は、気軽なドライブになった。
田んぼの真ん中を走るロケーションが多いので、ただ走ったり散歩したりしてても気分はいいし、そして撮影場所に困らない。
そんな中で、馬来田の木造駅舎をのんびり撮ったり、普段なら選ばない場所やアングルであえて狙ってみたり、車を止めた道端でおばあさん達と話し込んだり…とさまざまに遊んだ。
それにしても来月で終わりだというのに、同趣味の方々が群がるどころか誰一人として見かけない。とても不思議だったけれど、邪魔が入らないのはいいことだ。
…そんな半日を過ごして、あっという間に昼下がり。
よさげなカーブなのに、カーブ内側のど真ん中に立派な墓が…という場所で「いかに墓を写さずに撮るか」に挑戦すべく列車を待ってたら、あきらめていた朱色とクリームのツートンカラーが。
行ったり来たりの片方が、まさかの車両交換。
本当は2両とも同色という方が美しいのだが、まさかの車両交換がもう一度あるとは思えない。
それに、なんとなく満足してしまった。車両数には余裕があり、キハ30が一両も出てこなくても不思議はなかったのだ。
「もう、行こうか。帰りに何か、うまいものでも食べたいなあ」
友人もうなずく。彼は列車がカーブを曲がり切るまで引きつけ、うまくキハ30だけを絵にしていたので、私以上に満足なはずだ。
少しだけ留まり、今の列車の戻りを後ろから撮ってから、あっさり帰路につく。
馬来田の駅舎がよかったので、もう一度寄ってブラブラ。外の日がみるみる傾くのを感じながら、木枠の窓口を眺める。
と、外に列車が入ってくる音…。
まさかのもう一度が、あったらしい。しかも2両お揃い。
これが外吊りドア。久しぶりだが、むき出しの自動ドアが動く様はやっぱり不思議。
そして何より、いつ見ても懐かしい気分になる、古びた田舎駅の乗降風景と旧車との組み合わせ。
名だたる旧車ながら、通勤用ゆえ車内はロングシート…そのせいで乗る気がいまいち起こらず、今回の撮影行が最初で最後と思っていたのだが、この眺めを見るや、乗りに来なかったことを後悔した。
「残念なことしたけど、でも、とにかく会えてよかった。ありがとう」
それが、私とキハ30の別れだった。
…となるはずが、小耳に挟んでいた情報に間違いがあり、他の2形式ともども、この秋口まで久留里線の主役を務めるとのこと。
なあんだ。道理で誰もいないわけだよ…。
でもおかげで、あらためて乗りに行く猶予ができた。駅でもいい写真が撮れるので、他の趣味者の皆さんもぜひ乗り鉄で。
なんといっても途中にある町・久留里はちょっとした酒どころ。
そして「帰りに何かうまいものでも」と書いたが、当地名物という意味のそうした物は車からは見あたらず、こちらも始発駅・木更津においしい駅弁があるらしい。
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…なんだ。何もなかったって言ったけど、結構いろいろ楽しんでたなあ。
むしろ精選してこの数で、そうさく畑までにあと一回ぐらいは、イベント予告以外の記事も一緒に載せられそうです。お楽しみに。