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第二集「冬の夕べに」収録作品
挿絵/今井神(冬の夕べに)・魚住隼人(丸い月)・だんご(あれ) 写真/田島大
三編のうち二編は、「田舎びた風景&純朴なキャラクターたち」という新嘲文庫の定番を踏襲しつつ、「日常のなにげない物語」だったり「1960年代のファンタジー」だったりと、それぞれ新しい世界に挑戦してます。
ラスト一編は、この作者にしては一風変わった、都会っぽい掌編。
「冬の夕べに」
北風吹きすさぶ海辺の田舎町で、テスト勉強を放り出して夕方の町をさまよう紘子。悲しくおかしく、そしてちょっと温かい掌編。
「丸い月」
まだSLが普通に走っていた1960年代前半の、峠の小さな駅。若い駅員:新次が夜勤に就く秋の夜、かわいらしい珍客が…。
「あれ」
休日の夜。ちょっと腐女子入った(笑)大人の女性のモノローグ。
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