読者様からの作品紹介

「海が見える駅」編

最終更新・08/05/26

ご感想の抽出方法などは「読者からの作品紹介」のトップ(ページ下部のリンク)をご覧下さい
背景画が邪魔な場合はこちらをクリック



マジレス・1

 迷って買いましたが、二回ほどインターバルを挟んだだけであとは一気に読みました。
 夏美が青年とお別れするとこ…同人小説で初めて泣きました。
 そんな時代があったんですね…。 【在住・年代不詳】
.

 トップに持ってきて何ですが、なんだか恥ずかしくてケツがかゆいです。


主人公は夏美なんですが…

とりあえず京子萌えです(*^_^*) 【冴・女】

京子カワイイっ!!抱きしめたいっ!!!!いえ夏美もそうですがw 【在住・年代不詳・男】
.

 この他にもファンレターが二、三来着してますが、性別を問わず、思いのほか京子が人気でビックリしてます。
 すっかり窮屈になった社会の中に子どももいるわけですから、いまやこういう幼稚なまでに純情な14歳は珍しいのかもしれません。
 でも、いる所にはまだまだいますよ。あなたもぜひ旅の空へ。


お・約・束

 挿絵がめっさ素敵なので買ってみました!小説の綺麗な世界もいいですね。 【東京在住 ほか同趣旨で始まる手紙数通】
.

 …小説の方がメインなんです、というツッコミ入れるのはもうやめにします。
 それをキッカケに中身も読んで下さる方がいることへの感謝だけ考えよう考えよう考えよう………


続・鉄の国から

 青信号の時の腕木の向きが・・・私鉄とかで斜め下のとこもあったが・・・
 でも、そのほかは青年や駅員や村の爺さんやオバチャンの姿がいちいち思い浮かんで、恐い夢まで見ました。機銃掃射食った客車の写真は私も見たことあります。こうして描かれてみると違った目で見えました。 【名無しの電車区・関東】

 田島さんタブレット閉塞ヲタク&戦中ヲタク!超ヲタクです!(褒め言葉) 【関西・男】
.

 う、腕木式信号機の向きの話は禁止じゃー!!ちゃんと『斜め上』って書いたつもりが逆になってたんじゃー!!!
 …すみません。名無しの電車区さんの鋭さには毎回脱帽です。リアリティを求めて細部を描くのはやめよう、という誘惑を振り捨てるのに半月かかりました(苦笑)。そして鉄な部分以外も熟読して下さることに感謝。
 後者の方は鉄+愛国的ミリヲタだそうですが、こんな筋書きなのに「国賊日●組出て行け」とかいった脅迫は一言もなく(ぉぃ)、それどころか色々ご教示賜りました。ありがとうございます。


マジレス・2

 田島様自らお察しの通り、文体がくどくなっている箇所が確かに御座います・・・目に浮かぶような描写を心がける余りだと思いますが、「くどい」と感じさせては何にもなりません。
 また、本筋が刺激に満ちた内容であるにも拘わらず、導入部にそうした「匂い」が不足しているため、つまらない話だという誤解を招きかねません。この点も工夫が必要ですね。

 ・・・ですが、それを置いても傑作には違いありません。
 夏美が迷い込んでしまう戦時中の世界には、駅の仕事にしても村の様子にしてもとても真に迫ったものがあります。
 プロの作家を含め、著者が見た事の無い時代を描いた小説の中ではかなり秀逸な部類です。  興味本位や受け狙いを動機に、付け焼き刃でこの時代を用いたのでない事がよく分かります。
 これだけの舞台装置の下で、青年や駅長や女性駅員といった懸命な好人物に出会っていけば、夏美が変わっていくのも無理はありません。
 また現代の方でも、京子や叔父・叔母といった、面白く、しかし一見端役でしかなさそうなキャラクターがしっかりと夏美の変化に一役買っているのも見事です。
 とりわけ京子には思わず拍手を送りたくなります(少なからぬ読者の中では夏美を食ってしまっているのではないでしょうか・・・笑)。 【kai】
.

 載せるどころか読み返すのも照れくさいお手紙なのですが、話の見どころと、至らないけど我慢して読み越すべき場所とを簡潔にまとめて下さっているので。
 …そして、最後のカッコ内の鋭いことといったら(上の方の記事参照)。
 ちなみに『ハイケンス』に丁寧な感想を下さった「一読者」様と同じ方。ありがとうございます。


ご当地キター!(ガクガクブルブル

 香住の出身です!のくせに鎧はガキの頃に何度か行ったきりですが、村や漁港の景色が覚えてるまんまなんですごく懐かしかったです。
 香住の町内の場面を読む限りずいぶん入れ込んでますね。関係者ですか? 【大阪・男】
.

 出だしを見てドキッとしました。『ここ行きました』というのは何度かありましたが、ご当地出身というお便りは初めてで、どんな間違いを指摘されることやら…と読み終わるまでキーボードに冷や汗塗りたくってました。
 幸い、抜粋した部分以外も含め「♪」な感想だけでしたが、以後下調べには一層力を入れようと決意を新たにした次第。
 ちなみに出身地でもなければ住んだこともないです。気に入って通い詰めたタダの物好き。


あとがきも読んでください…

 もしこの村が実在してたら、ここで暮らしたい!
 叔父さん叔母さんや京子ちゃんと一緒に頑張りたいです。 【在住・年代不詳】
.

 ………実在するんですけど。
 でも、そこまで入れ込んで下さるのはうれしい限り。
 移住の件は、兵庫県・香美町役場へお問い合わせ下さいませ。鎧はさておき、町全体では田舎の割に仕事はあるそうで、Uターンしてくる地元出身者も多いそうですよ。




作品紹介に戻る

「読者からの作品紹介」トップに戻る