『ツンデレになってゆく綾美 萌え〜』と思わぬ好評!(そんな主題じゃないのに)
不器用だらけの愛情物語 『紙一重のわがまま』
挿絵・水月とーこ 上巻:A5版98P350円・下巻:A5版92P300円 →セットで600円!
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【作品サンプル】
カラリとした夏空に伯耆大山がそびえる、山陰の小都市・米子(よなご)。
その郊外、畑と松林と碧い海に囲まれた弓ヶ浜半島の片隅で、綾美は母親と二人きりで生きてきた。
絵が好きで、中学から授業と言えばノートに絵ばかり描きまくってきた綾美。高校最初の一学期も、授業はすべて落書きをして過ごし、あとは中学からの親友・葉月に甘えることだけを頼みに学校生活を送っていた。
「綾美、おひさー!」
「………唯香理?唯香理でしょ?!」
梅雨が明けた日の学校帰り、綾美は、幼なじみの唯香理(ゆかり)と一年半ぶりに再会する。私立中学へ進んで勉強や剣道に励んでいたはずの彼女は、ゴスロリチックな装いに身を固めてバイクで定時制高校に通っていた。そして、ひょんなことから綾美の落書きを見た唯香理はその絵を絶賛、学校の「絵の先生」だという変な男を綾美に引き合わせる。
…そんな出会いに励まされる一方、交際相手に合わせて取り澄ました風に変わっていく母親や、落第寸前なのに勉強に手が付かない自分に気づかされ、綾美は悩ましい夏休みを過ごしていく。
「どうやって『あんたは凄い』って思わせるかは自由だよ。けど、落書きじゃどうしようもないよ」
私に、何ができるんだろう………幼稚で自分勝手で身のほど知らずで、けれども純情な田舎娘が、はからずも自分探しや自立へと向かう姿を追う長編小説。
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