'13夏コミ新刊 2年で5刷目を数えるロングセラー
悩める乙女のシュールなSFほか1本


 短編集「星を食べる少女」 
 挿絵:由井ひな子 A5版56ページ

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 学食に行けばカレーとうどんを両方大盛りでたいらげ、うらやむ友人を尻目に砂糖たっぷりのデザートまで頼む大食い少女・亜香梨。
「ふふっ。ウチ、いくら食べても太んない体質やねん!」
 その台詞どおりに決して太ることのない彼女が、ある教師の一言に不安を覚えて節食を始める。だが空腹を我慢しきれず、堂々と食べていたのが隠れて買い食いするのに変わっただけだった。
 とはいえ、いくら食べても相変わらず亜香梨の体型に変化はない。しかし彼女の体の中では、静かに「異変」が起こり始めていた…。
 京都・叡山電車沿いの風景をバックにお届けする、シュールな短編SF。

 ほか、同じく「関西弁」「電車」「悩める乙女」をモチーフにした鉄道ものの掌編『無賃乗車』を収録。
 冬に続いて、由井ひな子さんにかわいい挿絵を頂戴しました。


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